Global education
羽黒高校のグローバル教育
卒業生による西アフリカ、セネガルでの活動報告
セネガルでのボランティアを通し感じたこと

私は7月8日から8月18日まで6週間西アフリカにあるセネガルへボランティアとして行ってきました。
高校の時に参加したYokohama Student Forumで子供について討論した際、世界での子どもを取り巻く環境に興味を持ち、それをきっかけにして、将来UNICEFで働きたいと思うようになりました。UNICEFとは世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動している国連機関です。
まず自分で情報を集め、自分は何ができるのかを調べた時にプロジェクトアブロードという団体の存在を知りました。
プロジェクトアブロードとはイギリスに本社があるボランティア団体です。参加者は様々なプロジェクトにアサインされ活動を行います。日本からは約30か国以上の国、20種類以上のプロジェクトに分類されています。プロジェクトは参加者ができることによって分けられており、教育や医療ケア、ビジネスや高校生向けプログラムなどもあります。

それまでアフリカがどんなところであるのかは本やネットで調べた知識と、知人の経験談しか聞いたことがなかったので、現地についた時は楽しみと同時に不安でもありました。少し道を歩くと、そこで見たすべての景色は日本と違うものでした。マーケットは日よけのパラソルの下に商品を並べた簡素なものです。道にはたくさんの物乞いをする子供たちや、商品を少しでも多く売ろうとする女性たちであふれていました。いったん車が止まると、車の周りは少しでも日銭を得ようとする人々でいっぱいになり、窓から中に手を伸ばしてくることも何度もありました。日本で暮らしていた私にとってとても衝撃的でした。
私が生活をしたのはサン=ルイと言われる街でした。そこは私がセネガルに到着して初めて目にした都市でした。サン=ルイは昔フランス領西アフリカの首都だった都市で、たくさんのお土産屋さんやホテル、外国人向けのレストランなどがあります。しかし、華やかな街から一本裏路地に入ると印象は大きく変わり、たくさんのストリートチルドレンがいました。
6週間のセネガルでの生活ではホストファミリーの家に泊まりました。シャワーはありましたがお湯は出ませんでした。また、洗濯は手でしました。

派遣中、私は、ダールという地区にあるセンターに毎日行き、子供たちのケアや授業をしていました。普段は、子供たちにフランス語や算数、地理、英語などを教えていました。どのようにすれば楽しく、わかりやすく学んでもらえるか日々考え工夫し、アルファベットや足し算、引き算、基本的な会話などを毎日子供たちに教えました。
また現地の公用語はフランス語ですがそれは学校で習うものであり、日常ではウォロフ語というフランス語と英語とアラビア語の混ざった言語を使います。学校に通えない子どもは公用語を学ぶことすらできません。
ストリートチルドレンとなり学校にも行けない子どもたちは、生活の基本的なことを学ぶチャンスが奪われているため、「ありがとう」と言うこと、使ったものをきれいに片付けること、一つのものをみんなで仲良く使うこと、人を待つことなどを知りません。謝ることもできないため、いつもけんかが始まります。そのため私はそういったときはどうすればいいのかを伝えました。

セネガルのゴミ問題は深刻ですが、ダールという地区はその中でもたくさんのゴミが集められる場所です。初めて立ち入った時にはひどくショックを覚えました。ゴミの匂いがきついのですが、それでもその場所で暮らしている子どもたちがいます。日々を生きるためにゴミの中から食べられるものを探していました。そのような現実から目を背けず、しっかりと自分の目で直視したいと思いました。
その地域には病院に行くことのできない子供たちがたくさんいました。多くの子どもたちは裸足で生活しているため、足を怪我している子どもがたくさんいます。私たちができる手当てをし、怪我がひどい場合は病院へ連れていきます。
ガラスの破片が足に刺さった子、針金で擦りむいた子、たくさんの子供たちの怪我を見てきました。どのようにすればこのような子供たちは減るのか。どうしたらよかったのか、何ができたのか。いまだ結論は出ません。セネガルはアフリカ大陸の中でも特に治安、経済が良い国と言われていますが、現状はまだまだ支援が行き届いてない状態です。
このような現状をどう思うか。どう感じるか。それは人それぞれですが、必ず私たちが力になれることはあります。一人でも多くの子供たちを学校に通わせてあげたい。おなか一杯食べてほしい。笑ってほしい。そう思います。私たち一人一人ができるちょっとしたことが必ずあります。
センターにいる子供たちに私はある質問をしました。
何をすることが一番好きか。
子供たちは勉強することと笑顔で答えていました。
この笑顔をもっと見たい。そう感じました。

将来、私は国際連合の中の国際児童基金UNICEFに入り、このような貧しい子供たちのために学校を作り、一人でも多くの子供を救いたいと考えています。この経験を通して何が必要なのか、どのような現実が広がっているのかがよくわかりました。
現地の日本人ボランティアは決して多くはありません。ボランティア自体まだまだ足りない状況です。一人でも多くの日本人ボランティアの人に行ってほしいと考えています。また高校生用の夏休みプログラムもあるので積極的に自分でできることをしてみてください。
『JENESYS2017(対日理解促進交流プログラム)』
訪韓団に参加して感じたこと


スカイプを通しての交流
ホームステイを体験して




世界で起こっている問題を考える
Haguro Youth Meeting

Haguro Youth Meeting(HYM)について
今回の会議におけるテーマは"Refugees"(難民)





日程・内容



座禅体験
抹茶とお菓子もいただきました

難民…難しいテーマだけど何かしたい!

ポスターをメインエントランスへ

haco terraceでのワーク

古本様からの講演

自分が難民になったら…?

う~ん

考えちゃうなぁ

なるほど

グループ発表

わたしたちはこう考える


講演ありがとうございました!
わたしたちは今がスタートです
みんなでランチも食べました
世界で活躍する一歩を踏み出す

生きた英語を使い、世界中の人とふれあう。
アメリカロサンゼルスなどでの語学研修旅行を実施しています。
滞在期間中は現地ホームステイし、ホストファミリーとのふれあいを通して生きた英語を学びます。
たった数日間でなにかが変わる!? ひろがる自分の可能性!

Travel Schedule
語学研修の流れと主な日程〈例〉
1日目(日本) |
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1日目(米国) |
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2日目 |
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3日目 |
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4日目 |
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5日目 |
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1日目(日本) |
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1日目(米国) |
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2日目 | ※ホームステイ先滞在中は、毎日ホストファミリーが生徒を各研修先への送迎を行います。
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3日目 |
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4日目 |
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5日目 |
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6日目 |
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7日目 |
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8日目 |
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